富士山(山梨県)
今回お届けする山は、こちら!
世界的美女がナタリーポートマンなら
世界的人気の山といえば、Mt.FUJI
橋の上から見える富士を見つけては心躍らすどこにでもいる
『死ぬまでに一度くらいは登ってみたいな~』な超初心者
死ぬまでに一度くらいは・・・・
その一度がこんなに早くやってくるなんて最高だ
そして登り終え、間もなくし次回の富士登頂を
ハッキリと描く自分がいる
同じ山に、二度登りたいと思うことはあまり多くない
そんな私がおかわりしたくなる絶景をお届けする
9月 4日
新宿駅に集合し、バスに乗り込む
懸念される高山病・久々の登山で体力の不安
念願かなって日本一の山への挑戦
期待と不安と大きなザックを抱えバスに揺られドンドン近づく霊峰富士
途中休憩、談合坂
まだまだ余裕の表情。赤い車、男のロマンの塊
日頃よりお世話になっております。スバルライン
これを超えれば、もうそこは富士五合目
標高になれるために1時間ほど五合目で心の準備
外人がとても多い
それだけ人気のある山なのだと、再確認
ん?顔がいつもよりまるくてパンパン?
標高が高いからでしょう。ほら、お菓子の袋とかもパンパンに膨らんでたし!
この後、5合目~8合目までを5時間ほどかけてゆっくりと登り
今回お世話になる山小屋、白雲荘に到着
5時間一緒に頑張ったお気に入りの登山靴“S8”を脱ぎ捨てたときの解放感
あー。やっぱ自分の足で登るって最高だわ!登山大好き。ただそれだけ
でもそれが一番重要
初めての山小屋は案外居心地がよくとても気に入った
同じ目的をもった見ず知らずの人が群れている
山小屋で行われているのは、空を眺めたり、飯を食ったり、寝たりと
実にシンプル
なのに、すごく特別な空間で貴重な経験をしている感じ
きっと、もっと人の少ない山で、人の少ない時期の山小屋なら
他愛のない話に花を咲かせ、打ち解けたりして愉しいんだろうな~
山小屋ごはんは決してグルメな舌を唸らせる逸品ではない
けどなんだろう
ただお湯で溶かしただけのココアにものすごく感動したり
普段なら文句の一つでも言いそうな簡素なカレーに有難さを感じたり
登山中の出来事のすべてに心が動く
そんな夕方、8合目の気温はというと、ほぼ零度
この数時間後、真夜中に再び登山開始なのだからトンデモナイ
生半可な気持ちでは登りきれませんね
登ってきた道、続々と人がやってくる
その名の通り、海雲。押し寄せる波のよう
雲の上とか、雲の中とかどうでもいい。雲が好きだ
是非、肉眼で。あなたにも見てほしい
寒さを忘れ、刻々と表情を変える空を眺め続け
陽が落ち始め言葉の要らない、絶景
もっとずっと、見ていたいけど・・・ 深夜の出発に備え、就寝zz
深夜1時
いよいよ日本一(3776M)へ
暗く、寒い道をひたすら登る
自分の歩いてきた道を振りかえると、ものすごい数の同志達
富士登山の醍醐味ともいえよう
大多数の山は、朝早く登り始め日が暮れる前には下山する
しかし富士山は、夜中に登頂を目指す人が圧倒的に多い
これにより、暗闇で揺れるライトが織りなす目下の天の川と
手が届きそうなほど近くにみえる満点の星空
ウルっとしたのは、言わずもがなである
いま自分は日本全国のどこより星に近い場所にいる
澄み切った空、視界を遮るものが一切ない
こんな贅沢なロケーションで空を眺める、それだけで辛さはゼロになった
あっ、そうそう
写真には収められませんでしたが漆黒の空を駆ける星を見ました
そう、流れ星です☆ミ
すごくはっきりと。くっきり浮かぶ金星にも心奪われました
8合目から山頂まではおおよそ4時間(ここで辞めてしまう方続出)
更に1時間半ほどで剣ヶ峰に到着
大きな声では言えませんが、今日の今日までご来光とは何か
全く知りませんでした
途中で手袋を紛失してしまうアクシデントにより
凍てつく指先を温めながら待つこと30分弱
雲と雲の隙間に見える、ピンポン玉のようなもの。これがご来光・・・です!
(!)写真の腕がアレでアレなので、イマイチなのが勿体ない!!
下山中に見た、富士山の影。個人的にはご来光よりこちらに感動
徐々に太陽が高くなり、浮き立つ雲。ゾッコンです
このあと3時間ほどの下山道
無事、1日ぶりの5合目到で富士登山終了です
富士山は安全でつまらない、登るより見るほうがよい
そんな言われ方もします
色々な意見があるとは思いますがひとつだけ伝えたい
一度だけでいい。
自分の足で登り、その目で見て!
そして、すべての山に共通して言えること
おにぎりがウマい!
ついでにお土産で買ったアポロもウマい
最後に、今回もおかあとおとうが一緒に来てくれました
標高2500Mを超えたあたりで
おかあが高山病の症状を訴えたときには自分も登頂断念を考えました
しかし、私が進めばその先の景色を写真越しではあるが届けられる
何より、この状況で自分が諦めることは
立場が逆なら、気にするだろう。そう考え途中から一人で進みました
今回の富士登山の中で一番強く感動したのは
自分の体力は十分に残っており、山頂を目指したい気持ちも
あっただろうにおかあと共に下山した父の選択と
1つのザックを背負って歩くのだって楽ではないなか
足場の悪い岩場においても30kg近くはあったであろう
自分のザックとおかあのザックを担ぎ進む父の姿
これは、気持ちだけでは真似できることではないし
体力だけでもできることではない
回数を重ねるごとにパーティーの重要性を理解するが
今回ほど、父もいてよかったと思った登山はない
おかあ一人での下山ではなく、父が一緒なのであれば
心配は要らないと前へ進めたのは確かである
そして、自分も誰かが歩けなくなった時に
ザックを余分に持てるようにと
体力をつけるため“腹筋”を開始した。意味はあるのか・・・・・・・・?
来年もまた、富士山に登りたい。今度はみんなで達成だ
そして、友達を100人つくるのは無謀だが
富士山の上でおにぎりを食べることなら容易だろう
次回の課題は、富士山の上でおにぎりに決まり
完
【 お・ま・け 】
今回、2日で約70000歩
疲れ果て、足が棒になっている私に神は試練を与えた
最寄り駅から約30分、トボトボと歩き切り家につくと
えっ!鍵がない!?
家のカギがない。入れない!!!
※鍵は、家の中にあります。普段使用している鞄からザックに移し忘れた
という、最強の危機に直面した
もう一つのカギは、ママチャリで片道・家から約1時間の場所に
行くしかない!!!行くしかない???
行くしかないよ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!
ということで、
(選択肢のない私は)自分に鞭を打ちながら漕ぎまくりました
結果的には、この往復2時間も非情に清々しく
素晴らしいサイクリングとなったのですが
私のモンスターエナジーグリーンのママチャリを
スタイリッシュなクロスバイクが颯爽と抜いた時
と、新たな物欲に苛まれました
無論、一時的なモノなので自らにストップをくだしました
本当に、おしまい。